漁港の肉子ちゃん、なんじゃそのタイトルは?!

漁港の肉子ちゃん 読書

(著)西 加奈子

漁港の肉子ちゃん

なんだこのタイトルは??

この本を読んだキッカケは、

はい、

アメトークの読書芸人です(笑)

 

西 加奈子の作品を読んだのはコレが2作目となる。

「サラバ!」以来だ。

 

買ってすぐに半分ぐらい読んだのだが、

途中で挫折。

 

挫折して一ヶ月ほど経ってから、

ふと思い出し続きを読み始めてからは一気に読んでしまった。

 

これが自分の悪い癖で、

途中で読まなくなってしまうんですよね。

 

「サラバ!」のときもそうだったが、

途中まで読むのが何故か苦痛で、

後半になると一気に読み進めてしまう。

 

前半は、

こんな日常が~、とか

そんな話ばっかりで飽きてしまっていたのだが、

後半になると続きが読みたくて止まらなくなる。

 

この本は母親と娘の親子の話なのだが、

何故か親子が同じ名前。

 

読書に慣れていない自分は、

あまり気にすることもなく読み進めていた。

 

本の世界だからそんなのもアリなのだろうと、

気に留めることもなかった。

 

もちろん現実だったらツッコミを入れるところだが。

親子の名前は「きくこ」

母親が「菊子」で娘が「喜久子」

名字は見須子「みすじ」

 

肉子ちゃんとは母親の愛称

太っているから菊子ではなく「肉子」

 

小学生だったら自殺もんですよね(笑)

肉子ちゃんはバカが付くほど純粋な人間。

人が言ったことを何でも信用してしまう。

その純粋な心のせいで、

何人もの男に騙されて生きてきたのだ。

 

純粋な心で男を追いかけてきて、

辿り着いたのが北陸にある漁港だ。

 

なのでタイトルも「漁港の肉子ちゃん」だ。

漁港にある焼肉屋で住み込みで働くことになる。

 

そして娘の喜久子の愛称は「キクりん」

小学生の女の子だ。

 

最初は街の人々の話だったり、

小学校の同級生の話が延々続く。

 

小学生ながら女は怖いという話多かった(笑)

キクりんは母親を肉子ちゃんと呼ぶのは気になったが、

それは後で回収される。

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日常を過ごしていると、

ある日キクリんが倒れてしまう。

 

そこからは展開が早かった。

というかそこから読むのが止まらなくなった。

 

キクリんが倒れ過去の回想に入る。

「みう」という女性と「だりあ」という女性の話。

 

 

「だりあ」というのは肉子ちゃんの事だ。

「みう」というのは若くて綺麗な女の子。

 

この二人は姉妹のように仲良しになっていく。

そしてとある日「みう」の妊娠が発覚する。

 

みうは子供を産み、

二人で子供を育てていくことになる。

 

父親は誰かわからない。

だりあを本物の姉妹のように思っていたみうは、

名前をだりあと同じ「きくこ」にしたいと願い出る。

 

子供を大切に育てていた二人だったが、

みうは育児ノイローゼだろうか、

きくこを置いてどこかに行ってしまう。

 

純粋で綺麗な心の「だりあ」は「きくこ」を今まで育ててくれたのだ。

みうは後悔の日々だっただろう。

 

本当の親子、、、。

DNAの繋がりはない親子だったことが明かされる。

 

キクリんの病室に入ってくる肉子ちゃん。

キクリんを心配するあまり号泣する肉子ちゃん。

 

そしてキクリんから放たれた言葉。

「肉子ちゃんは本当のお母さんとちゃうんやろ」

今までバレていないと思っていた肉子ちゃん。。。

 

そして冷静なキクリん。

幼稚園ぐらいの時には気付いていたとのこと。

親子で同じ名前のはずないやんと、、、。(笑)

 

そしてみうは、

肉子ちゃんとキクリんを探偵を雇って居場所を知っていた。

 

小学校の運動会に来てキクリんの姿を影から見守っていた。

みうの代弁をする肉子ちゃん。

「キクリんを決して捨てたわけではない」

全てを聞いたうえでもキクリんの答えは

「大好きやで肉子ちゃん」

 

そしていつもの日常に戻っていく二人。

そしてキクリんの初潮を迎え物語は終わる。

 

終盤にかけての感動と疾走感は素晴らしい。

血が繋がっていなくたって本当の親子になれるという、

素晴らしい最後でした。

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